私はいつも1人だった
朝4時過ぎ、目が覚めまだ寝ている准を置いて、昨日買っておいた准の礼服を持ち、私は制服に着替え准を抱っこしてマンションを出た。
電車に乗り葬式が行われる場所まで歩き、もう来ていた警察の方と管理者の人に挨拶をした。
准をソファーに寝かせ式場の準備を手伝った。
母さんと父さんはもう骨だけだったので棺桶には入れず骨の入った坪と私のマンションにあった1枚だけの写真を陰影にした。
坦々と準備をしていると准が泣きながら歩いてきて抱っこしたらまた寝た。
「その子はどうするんですか?」
「自分が育てます。」
「大丈夫なのか?」
「はい!!」