私はいつも1人だった


管理者の人に聞かれても私の准を育てると言う閾は変わらなかった。



朝8時過ぎ。准も目覚め、礼服に着替えさせた。


葬式は10時からだから准と手を繋いで散歩に出かけた。




「おねぇちゃん。」


「ん?」


「僕泣かない。」


「どうして?」


「おねぇちゃんが泣かないから!」


「…准は強いね」


「僕がおねぇちゃんを守ってあげるんだ!!」







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