私はいつも1人だった


ロビーに行くと帽子を被ったバカでアホな男が後ろ向きで立っていた。


みんなには隠れてもらい。


中から扉を開けると男は中に入ってきてここに判子が欲しいと言うから判子を押した。


受け取った物は手のひらサイズで袋を開ける前に私は言った。



「これ渡したり判子押させる前に何か言うことないの?」



「………遅くなってごめんなさい。」



男はそう言うと帽子をとった。


「おかえり」


「ただいま」


結城の顔はやっぱり2年立つと大人びた顔立ちになっていて、髪は金髪から黒髪に変わっていた。



「「「ぎゃはははははは」」」



隠れていた奴らも出てきて、結城は茶化されまくった。


「お前宅配に化けて会いに来るとか昼ドラか!!」


「朔が面白いもんとか言うから何かと思えば、確かにおもしれぇな。」


「お前知ってっか?朔呼び鈴なった後床で笑い転げてたぜ?」



「うるせぇんだよ。お前ら!!」



「…まだ話し終わってないんですよね?俺たち上戻るんで、先輩も早く来てください!!…後俺まだ諦めてませんから!!」


遥人の言葉でみんな上へ戻った。









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