私はいつも1人だった


また2人きりになり一瞬騒がしかったロビーは静まりかえっていた。


「朔。卒業おめでとう。」


「ありがとう」


「俺が空港で言ったこと覚えてるか?」


「覚えてるから待ってたじゃん。」


「俺まだ一人前じゃないから後3年は向こういないといけない。でも、これは、大事な事だから戻ってきた。」



「うん」


「俺、多分順番間違ってるけど………朔!!俺と結婚してください!」



「してくださいってかさせる気でしょ?さっき判子押させたの婚姻届だよね?」



「き、気付いてた?」



「気付いてたのに、判子押した意味わかる?私もお前が好きだって言ってんの!!」





私たちはロビーで抱きあってキスをした。















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