私はいつも1人だった


「朔、呼んでも起きなかったからな」


全然気づかなかった。


「女子とかお前の前でギャーギャー言ってたのにお前起きないから男子は笑ってたな!ははっ」



つか頑張って起こせよな。体揺するとかして。


女子がギャーギャー言ってた意味がわかんないけど。



「なんで?」


「ん?なにが?……あぁ!!女子がギャーギャー言ってた意味?」



すごいな遥人は。
私の思ってることがわかってるみたいだ。会ってからそんなに日も経ってないのに。



私はコクンと頷いた。





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