私はいつも1人だった
「離せ」
私の肩を掴んでいる手を振り払った。
タイマン張れと言ってきた奴はスタスタと前を歩いている。
私はそれに着いていった。
タイマンかぁ
そう言えば私タイマン初めて。
1人で挑んで来る奴居なかったし。
長い階段を上り屋上に着いた。
後ろを向いていた男は私の方を向いた。
「来いよ」
そう言うとこいつは殴りかかってきた。
拳を避け続けて一瞬のスキが出来たうちにやってしまおうと思ったけど私の拳は止められた。
もう片方の拳で殴ろうとしたがまた受け止められた。
両手が使えない状態だった。
手が使えなくても足がある。
こいつは私の動きを先読みしてか上げた足を足で止めてきた。
だけど私はその足に足を絡めこいつはバランスを崩し転けそうになる。絡めた足を素早く外しと溝おちに蹴りを入れた。
「かはっ」
男は仰向けに倒れ腹を押さえ咳き込んでいる。