私はいつも1人だった
近付いてきている男には殺気があり、私はそいつを睨みつけた。
「君、強すぎだね。少し恐怖を覚えたよ。」
「恐怖?わ…お、俺は怖い?」
倒れている男の腕を掴み屋上から出て行こうとしている男に問いかけた。
「怖いね。俺たちはいつか君に殺されるんじゃないかと君の喧嘩を見ていると思わされたよ。」
「…」
「……でも、逆に憧れも覚えたよ。」
と男は微笑み屋上を出て行った。
柵の方に行き外を眺めていると肛門の前に黒い車が止まり歩いていたさっきの男たちに数人の男が近寄り車に乗り込むと学校を去っていった。
一時すると屋上のドアが勢いよく開き、目を向けると息を切らしている遥斗に質問攻めをくらった。