私はいつも1人だった
《颯真》


俺は如月 朔に負けて、約1ヵ月入院していた。


頭が切れていて鼻を骨折肋2本骨折右足捻挫。

という結構重傷だった。

一応退院したけど安静が必要だった。


ギブスが付いていた足はギブスが退いても少し痛く肋も治っていない。頭には包帯を巻いていた。

俺は旬斗と今まで前総長の所に居た。もちろん如月 朔の事を話に。


そしてその帰りに如月 朔がでかい男に殴られたとこに遭遇してしまった。


殴られた後如月 朔はビクともせずずっと俯いたままだった。


あいつは強い。
だからあのぐらいのパンチぐらい避けれた筈だ。なのにあいつは避けなかった。


なんで?
俺の頭の中にはこの3文字だけがぐるぐるしていた。



同じ制服を着たやつが乱入して揉めていたけれども男たちは帰っていった。




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