7 STARS
「挨拶…普通にできるようになった。」
「そっか。」
「ご飯、美味しいって思うようになった。」
「それって俺の腕前がいいってこと?」
「家に帰りたいって思うようになった。」
「それは嬉しいな。」
「気持ちがいっぱい…動くようになった。」
「そうだね。それは表情にも出てる。」
「あと…。」
「あとは…なに?」
躊躇う。その先の言葉を。
恥ずかしいのもあるし、笑われたらどうしようとか、そんな邪念がいっぱいある。
だけど、ショウのおかげで気付いたから、一番最初にショウに言いたい。
言うなら、ここで。
星が見守るこの海で。
「愛してみたい、人を。
…愛されてみたい、人に。
そう…思うようになった。」
「『人』ってとこを『俺』に言い換えてほしかったな。」
冗談めかしてそういうショウに心のどこかでほっとしたのは、一生言わない。
今そう決めた。
「そっか。」
「ご飯、美味しいって思うようになった。」
「それって俺の腕前がいいってこと?」
「家に帰りたいって思うようになった。」
「それは嬉しいな。」
「気持ちがいっぱい…動くようになった。」
「そうだね。それは表情にも出てる。」
「あと…。」
「あとは…なに?」
躊躇う。その先の言葉を。
恥ずかしいのもあるし、笑われたらどうしようとか、そんな邪念がいっぱいある。
だけど、ショウのおかげで気付いたから、一番最初にショウに言いたい。
言うなら、ここで。
星が見守るこの海で。
「愛してみたい、人を。
…愛されてみたい、人に。
そう…思うようになった。」
「『人』ってとこを『俺』に言い換えてほしかったな。」
冗談めかしてそういうショウに心のどこかでほっとしたのは、一生言わない。
今そう決めた。