7 STARS
* * * * *
「ホントに家まで送らなくていいの?疲れてない?」
「大丈夫大丈夫。」
「私も一緒に歩こうか?」
「それじゃ帰り道、菜々子が一人になるだろ?」
「別に一人でも平気だよ?」
「…あのさ、たとえ田舎といえど夜道は危ないよ。
女の子一人で歩かせるなんて出来ない。」
「女の子なんて可愛いものじゃないし!」
「菜々子は間違いなく性別女でしょ。」
「腕っ節には自信が…。」
「あーもう!じゃあそこまで言うなら明日付き合ってくれない?」
「え?」
「実習前にちょっとゆっくり散歩したいなって。
もちろん夜だけど。菜々子が暇なら付き合ってよ。」
「ひ…暇だけど。」
「じゃあ明日、7時くらいにいつもの公園で。
…おやすみ、菜々子。また明日。」
「う…うん。」
〝また明日〟
昔、よく言ってくれた言葉。
今はもうまた明日って言っても会えないことの方が多いから、この言葉を聞くのは本当に久しぶりで、胸の奥がきゅーっとして苦しい。
「また、明日…。奏人。」
「ホントに家まで送らなくていいの?疲れてない?」
「大丈夫大丈夫。」
「私も一緒に歩こうか?」
「それじゃ帰り道、菜々子が一人になるだろ?」
「別に一人でも平気だよ?」
「…あのさ、たとえ田舎といえど夜道は危ないよ。
女の子一人で歩かせるなんて出来ない。」
「女の子なんて可愛いものじゃないし!」
「菜々子は間違いなく性別女でしょ。」
「腕っ節には自信が…。」
「あーもう!じゃあそこまで言うなら明日付き合ってくれない?」
「え?」
「実習前にちょっとゆっくり散歩したいなって。
もちろん夜だけど。菜々子が暇なら付き合ってよ。」
「ひ…暇だけど。」
「じゃあ明日、7時くらいにいつもの公園で。
…おやすみ、菜々子。また明日。」
「う…うん。」
〝また明日〟
昔、よく言ってくれた言葉。
今はもうまた明日って言っても会えないことの方が多いから、この言葉を聞くのは本当に久しぶりで、胸の奥がきゅーっとして苦しい。
「また、明日…。奏人。」