7 STARS
時間にすれば本当に一瞬の出来事。
それでも真っ赤になるには充分だった。
「じゃ、またすぐに。」
「うんっ!」
奏人は車両にすっと飛び込んで、くるっと向きを変える。
ドアがゆっくりと閉まる。
奏人の唇が動く。
…言葉は、
『好きだよ』
電車のいなくなったホームに取り残されるのはいつものこと。
それでも今日は、いつもとは少し違うんだ。
涙はもういらない。
空を見上げれば、星が輝いている。
同じ星を、きっとあなたも見ているから。
それでも真っ赤になるには充分だった。
「じゃ、またすぐに。」
「うんっ!」
奏人は車両にすっと飛び込んで、くるっと向きを変える。
ドアがゆっくりと閉まる。
奏人の唇が動く。
…言葉は、
『好きだよ』
電車のいなくなったホームに取り残されるのはいつものこと。
それでも今日は、いつもとは少し違うんだ。
涙はもういらない。
空を見上げれば、星が輝いている。
同じ星を、きっとあなたも見ているから。