7 STARS
陽パパは晴輝のお父さん。
もう40は越えてるはずなのに全然老けなくて、あたしの中の陽パパは昔も今もこのまま。
ちょっとだけ日本人離れした顔立ちで、瞳はグレー。
背が高くてイケメンで優しくて、勉強も出来て(高校の先生だしね)スポーツ万能。
出来ないことなんて何にもないってくらいのスーパーマン。
唯一の弱点は…『妻』かな。
「老けないのはうちのママもパパも、はるママもみーんな同じだけどね。
まさにモンスターペアレンツ。」
「別に俺たちは問題起こしたりしないでしょう、学校に対して。」
「そうだけど…。」
「それで、晴輝と何でもめたの?」
「もめてないってば。」
「じゃあ質問を変えるよ。梨亜は晴輝の何に引っかかったの?」
「う…そ…それは…。」
こういう時の陽パパは発想がかなり柔軟だ。
質問の角度を変えられると、あたしは途端に動揺する。
そしてその動揺はすぐに陽パパに見破られて、あたしは口を開かざるを得ない。
「梨亜のペースでいいからゆっくり話してごらんよ。
梨亜のことだから、一人で抱えてると荒みが増すよ?」
この辺も抜かりない。
陽パパには過去に数々の悩み事を持ちかけていたりもするし。
ママにもパパにも相談出来ない内容は昔から陽パパに、だった。時々はるママにもだけど。
「ねぇ、陽パパ。」
「なにかな?」
「はるママと…遠恋だったんだよね?」
もう40は越えてるはずなのに全然老けなくて、あたしの中の陽パパは昔も今もこのまま。
ちょっとだけ日本人離れした顔立ちで、瞳はグレー。
背が高くてイケメンで優しくて、勉強も出来て(高校の先生だしね)スポーツ万能。
出来ないことなんて何にもないってくらいのスーパーマン。
唯一の弱点は…『妻』かな。
「老けないのはうちのママもパパも、はるママもみーんな同じだけどね。
まさにモンスターペアレンツ。」
「別に俺たちは問題起こしたりしないでしょう、学校に対して。」
「そうだけど…。」
「それで、晴輝と何でもめたの?」
「もめてないってば。」
「じゃあ質問を変えるよ。梨亜は晴輝の何に引っかかったの?」
「う…そ…それは…。」
こういう時の陽パパは発想がかなり柔軟だ。
質問の角度を変えられると、あたしは途端に動揺する。
そしてその動揺はすぐに陽パパに見破られて、あたしは口を開かざるを得ない。
「梨亜のペースでいいからゆっくり話してごらんよ。
梨亜のことだから、一人で抱えてると荒みが増すよ?」
この辺も抜かりない。
陽パパには過去に数々の悩み事を持ちかけていたりもするし。
ママにもパパにも相談出来ない内容は昔から陽パパに、だった。時々はるママにもだけど。
「ねぇ、陽パパ。」
「なにかな?」
「はるママと…遠恋だったんだよね?」