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「梨亜が俺の彼女でいてくれるから。」

「…っ…なんでいきなりそんなこと言うのよ!?」

「言ってほしそうな顔してたから。」

「はぁー!?晴輝のクセに生意気ーっ!」

「晴輝のクセにってなんだよ!」

「前まで背伸びしないとあたしに届かなかったくせに!」

「いつの話だよそれ!
今はお前よりでかいだろ?」

「まぁねーあたしが逆に背伸びしないと届かないもん。」

「梨亜が背伸びってちょっと不思議な感じ。」

「へ?」

「背伸びってちょっと無理するってイメージあるから梨亜とあんま結びつかねーなって。」

「ちょっと!それどういう意味よ?」

「必死なのはいつも俺だけだからさ。」

「ま、そ…そうよねー晴輝の方があたしのこと好きだもんね。」

「…まぁな。」


そこで否定しない晴輝、やっぱり可愛い。
そう思って顔を上げ、晴輝を見つめるとその後ろにまた流れる星を見つけた。


「また流れた!今日すっごい流れ星ー!」

「ん?」


ちょっとよそ見をした晴輝の両肩に手を置いて、そのまま軽く唇を奪う。
地面から少し離れたかかと。ふくらはぎに力を入れないと届かない。


目を開けて唇を離すと突然のことに驚いた晴輝が目を丸くしてる。


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