7 STARS
「奪っちゃったー!」
「梨亜…お前…。」
「帰ろ帰ろーこんなことばっかしてたらキリないやー!」
「だから…はぁ…やっぱお前には敵わねぇ。」
手を繋ぎ直して、ゆっくりと歩き出す。
星が時折流れて、消えていく。
「とりあえず、クリスマスイブとクリスマスだけはちゃんと空けといてよね?」
「分かってる。最初からそのつもりだし。」
「風邪ひいたりしないでよね?」
「…分かってるって。」
「晴輝、何ほしい?」
「は?」
「クリスマスプレゼント。」
「別に…欲しいもんはないよ。梨亜は?」
「じゃー…指輪!」
「え?」
「男よけ!女よけってことでお互いよくない?」
「ま、梨亜には必要だよな、男よけ。」
「晴輝にも必要だってば!」
「…そうかぁ?」
「晴輝の鈍感っ!激ニブ男!」
「んだよその言い草は…。」
頭を掻きながらそう呟く晴輝。
そんな晴輝とあたしの左手の薬指に、シンプルなシルバーの指輪がつけられるのはもう少し先の話。
*Fin*
「梨亜…お前…。」
「帰ろ帰ろーこんなことばっかしてたらキリないやー!」
「だから…はぁ…やっぱお前には敵わねぇ。」
手を繋ぎ直して、ゆっくりと歩き出す。
星が時折流れて、消えていく。
「とりあえず、クリスマスイブとクリスマスだけはちゃんと空けといてよね?」
「分かってる。最初からそのつもりだし。」
「風邪ひいたりしないでよね?」
「…分かってるって。」
「晴輝、何ほしい?」
「は?」
「クリスマスプレゼント。」
「別に…欲しいもんはないよ。梨亜は?」
「じゃー…指輪!」
「え?」
「男よけ!女よけってことでお互いよくない?」
「ま、梨亜には必要だよな、男よけ。」
「晴輝にも必要だってば!」
「…そうかぁ?」
「晴輝の鈍感っ!激ニブ男!」
「んだよその言い草は…。」
頭を掻きながらそう呟く晴輝。
そんな晴輝とあたしの左手の薬指に、シンプルなシルバーの指輪がつけられるのはもう少し先の話。
*Fin*