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* * * * *
あの最悪の出会いから1週間。
…実はイライラが収まってなかったりする。
「なーによ?まだイライラしてんの?」
「…寒いから。寒いからイライラしてる。」
「あーじゃあ4月くらいまでそのイライラ収まんないねー。」
「笑い事じゃないよっ!ていうか最近ますます寒さ増してない?」
「まぁ…12月だしね。」
「はぁ…12月なんて早く終わっちゃえば…っ!」
曲がり角から出てきた人に思い切りぶつかった。
その人が持っていた本がどさどさーっと大きな音を立てて落ちる。
「うわ!すいませ…ってあんた!」
「…2度もぶつかっておいて謝罪がスムーズに出てこない、とは相変わらずの態度のようですね。」
「夏原!夏原怜!」
「その上呼び捨てですか?あなたは本当に失礼極まりない人だ。」
本を集めながら、しれっとそう言い放つ。
「あんたねぇ!大体、あんたの方が失礼でしょーが!」
「意味が分かりませんね。それより、その本を返してください。」
そう言われて、手元の本を見た。
あの最悪の出会いから1週間。
…実はイライラが収まってなかったりする。
「なーによ?まだイライラしてんの?」
「…寒いから。寒いからイライラしてる。」
「あーじゃあ4月くらいまでそのイライラ収まんないねー。」
「笑い事じゃないよっ!ていうか最近ますます寒さ増してない?」
「まぁ…12月だしね。」
「はぁ…12月なんて早く終わっちゃえば…っ!」
曲がり角から出てきた人に思い切りぶつかった。
その人が持っていた本がどさどさーっと大きな音を立てて落ちる。
「うわ!すいませ…ってあんた!」
「…2度もぶつかっておいて謝罪がスムーズに出てこない、とは相変わらずの態度のようですね。」
「夏原!夏原怜!」
「その上呼び捨てですか?あなたは本当に失礼極まりない人だ。」
本を集めながら、しれっとそう言い放つ。
「あんたねぇ!大体、あんたの方が失礼でしょーが!」
「意味が分かりませんね。それより、その本を返してください。」
そう言われて、手元の本を見た。