7 STARS
* * *
「お疲れ様でした、美雪さん。」
「ご、ごめん!なんか教授、普通に時計見てなくて!」
「大して待ってませんよ。
では、行きましょうか。」
「だからどこによ?」
「…着いてからのお楽しみです。」
「へ?」
あたしの間抜けな返事をそのまま飲み込むように、怜の手があたしに触れた。
「ひぁっ!」
「なんですか、その声は。」
「だ、だ、だって!手!あんたあたしの手!」
「手を握っているだけですが、何か?」
「何かってねぇ!離しなさいよ!」
「美雪さんはどこに行くのか分かっていません。
手でも繋がないと迷子になってしまうでしょう?」
「だ、大丈夫だもん!だから離し…。」
「ません。あなたの返事を待っていたら、いつになるか分かりませんから。」
「へ…?」
怜が小さく微笑んで、その優しい視線をあたしに向けながら言葉を紡ぐ。
「お疲れ様でした、美雪さん。」
「ご、ごめん!なんか教授、普通に時計見てなくて!」
「大して待ってませんよ。
では、行きましょうか。」
「だからどこによ?」
「…着いてからのお楽しみです。」
「へ?」
あたしの間抜けな返事をそのまま飲み込むように、怜の手があたしに触れた。
「ひぁっ!」
「なんですか、その声は。」
「だ、だ、だって!手!あんたあたしの手!」
「手を握っているだけですが、何か?」
「何かってねぇ!離しなさいよ!」
「美雪さんはどこに行くのか分かっていません。
手でも繋がないと迷子になってしまうでしょう?」
「だ、大丈夫だもん!だから離し…。」
「ません。あなたの返事を待っていたら、いつになるか分かりませんから。」
「へ…?」
怜が小さく微笑んで、その優しい視線をあたしに向けながら言葉を紡ぐ。