7 STARS
そして少し距離が出来たと思った瞬間に、唇は重ねられた。
そっと、でも確かに。
初めての感触に姫乃は少しだけ身を固くしたが、ぎゅっと抱き寄せる強い腕に安心して、次第にその緊張は解けていった。
晴彦がゆっくり目を合わせる。
「…ヒメ。」
「なに?」
「約束、覚えててくれてありがとう。」
「…私こそ…私と約束してくれてありがとう。…ハルくん。」
「…やっぱ…なんか懐かしい。そうやって呼ばれるの。」
「私もだよ。」
自然とぶつかった額。
その距離がくすぐったくて、二人で目を合わせながら笑った。
「あ、見て…。」
「ん?」
「今年…すごく綺麗だよ。」
「…ホントだ。」
「ゆっくり見ようよ。」
「そうだな。」
空に輝くのは…数多の星。
暗闇だからこそはっきりと見える、天の川。
そっと、でも確かに。
初めての感触に姫乃は少しだけ身を固くしたが、ぎゅっと抱き寄せる強い腕に安心して、次第にその緊張は解けていった。
晴彦がゆっくり目を合わせる。
「…ヒメ。」
「なに?」
「約束、覚えててくれてありがとう。」
「…私こそ…私と約束してくれてありがとう。…ハルくん。」
「…やっぱ…なんか懐かしい。そうやって呼ばれるの。」
「私もだよ。」
自然とぶつかった額。
その距離がくすぐったくて、二人で目を合わせながら笑った。
「あ、見て…。」
「ん?」
「今年…すごく綺麗だよ。」
「…ホントだ。」
「ゆっくり見ようよ。」
「そうだな。」
空に輝くのは…数多の星。
暗闇だからこそはっきりと見える、天の川。