7 STARS
「つーかお前さ…。」
「なんですか?」
「プライベートでも敬語なつもり?」
「え?」
「さすがにプライベートで先生とか呼ばれると、手出し辛いんだけど。」
「だっ…だってそんな…いきなり色々は無理です!!」
「じゃあとりあえず名前くらいは呼んでみろ。呼び捨てでいい。」
「無理です無理です!!年上なのに呼び捨てとか絶対無理です!!」
「俺だけ呼び捨てとか不公平だろうが。プラネタリウム連れて行かねぇぞ。」
「えぇー!!横暴!!」
「なんとでも言え。つーか呼べ。」
「……。」
さすがに躊躇う。今までは『齊藤先生』でいきなり今からプライベート時のみ『呼び捨て』だなんて。
「まさか…下の名前知らねぇとか言うなよな。」
「知ってます!!」
「なら呼べ。」
「…あ…あつ…し…さん。」
「噛みすぎだろ…。でもま、お前にしてはよく頑張った。
いつか呼び捨てで呼べるように頑張れ。」
「…そんな日来ないですー…。」
齊藤は助手席のドアを開けた。汐織はぺこりと頭を下げて中へと入る。
齊藤も乗りこみ、エンジンをかけた。
夏の大三角形がキラキラ光る中、二人の乗っている車の中に心地良い夏の風が吹き込んでくる。
「プラネタリウム、絶対ですよ。あ…篤さん。」
「わーってるって。少しはスムーズになったじゃねぇか。」
*fin*
「なんですか?」
「プライベートでも敬語なつもり?」
「え?」
「さすがにプライベートで先生とか呼ばれると、手出し辛いんだけど。」
「だっ…だってそんな…いきなり色々は無理です!!」
「じゃあとりあえず名前くらいは呼んでみろ。呼び捨てでいい。」
「無理です無理です!!年上なのに呼び捨てとか絶対無理です!!」
「俺だけ呼び捨てとか不公平だろうが。プラネタリウム連れて行かねぇぞ。」
「えぇー!!横暴!!」
「なんとでも言え。つーか呼べ。」
「……。」
さすがに躊躇う。今までは『齊藤先生』でいきなり今からプライベート時のみ『呼び捨て』だなんて。
「まさか…下の名前知らねぇとか言うなよな。」
「知ってます!!」
「なら呼べ。」
「…あ…あつ…し…さん。」
「噛みすぎだろ…。でもま、お前にしてはよく頑張った。
いつか呼び捨てで呼べるように頑張れ。」
「…そんな日来ないですー…。」
齊藤は助手席のドアを開けた。汐織はぺこりと頭を下げて中へと入る。
齊藤も乗りこみ、エンジンをかけた。
夏の大三角形がキラキラ光る中、二人の乗っている車の中に心地良い夏の風が吹き込んでくる。
「プラネタリウム、絶対ですよ。あ…篤さん。」
「わーってるって。少しはスムーズになったじゃねぇか。」
*fin*