フルボッコ同盟

「健一君は優しいから。」

「意味わかんねえし。」

「あー…来ませんように。」

「てめぇ…。」

そのとき、扉が開いた。

「来たな!相…良?」

「よ。」

やって来たのは相良ではなく、女子高生だった。

「翡翠!?」

「んだてめぇ!」

「唯を返してもらおう。」

「はあ?ダメに決まってる。」

「そんなん知らん。」

「ダメだ!…相良は?」

「もうすぐ来るんじゃね?」

女の言う通り、相良が走ってやってきた。

< 124 / 211 >

この作品をシェア

pagetop