フルボッコ同盟
「でも、麗子ちゃんのご両親も亡くなってるし、もしかしたら他の人が住んでるかも…。」
「別にいいです。ちょっと興味があるだけですから。」
「そう?じゃあ紙に書くわね。」
そう言ってメモとペンを取り出した。
「おばちゃん。」
「何?」
「人の死を見るのって慣れた?」
「…慣れないわね。平気な顔して仕事をしなきゃいけないけど、泣きたくなるときだってあるわ。」
「だよね。偉いね、おばちゃん。」
「ふふ。ありがとう。」
「人は死んだらどうなるか知ってる?」
「天国行くんじゃないの?」