フルボッコ同盟
バスに揺られること1時間4分、山奥の旅館に着いた。
「予約していた山村です。」
「山村様ですね。お荷物お運びします。」
案内されたのは見晴らしのいい和室。
「ごゆっくりどうぞ。」
早速畳に寝転ぶ翡翠。
「なあ。」
「何?」
「一部屋しかねえの?」
「うん。」
「一応男女だぞ。」
「だって雄真君来るかわかんなかったし。」
「来ないって言っても無理矢理連れて来たろうが。」
「まあね。それに二部屋とったら高いし。」
「まあお前さえよけりゃいいけどな。」
そのあと、運ばれてきた食事に2人は目を輝かせた。