フルボッコ同盟

「資料室ってどこにあるかわかる?」

「あー、2号館2階の一番奥。」

「ありがとう。山村さん、詳しいね。」

「あー、サボりスポット。」

「へ、」

「内緒ね。」

翡翠は教室に戻ろうとする。

「え、ちょっと山村さん!」

「まだ何か?」

「手伝ってくれないの?」

「…めんどくさい。」

「は、」

「頑張って。」

ひらひら手を振る翡翠。

唯はイラッとした。

「手伝え。」

「は、」

無理矢理翡翠に荷物を持たす唯。

「さあ、行こう。」

「はあ?」

翡翠はしぶしぶ唯について行った。

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