フルボッコ同盟
何故かおばあちゃん家に案内された2人はお昼ご飯をごちそうになった。
「ありがとうございます。」
「いえいえ。可愛い麗子ちゃんの娘とその彼氏だもの。」
「「彼氏じゃないです。」」
「あら、そうだったかしら。」
「…このババアが。」
「なんだってえ!」
「すみませんでした。」
「で、うちの母はどんな子どもでしたか?」
「面白い子だったよ。小さいときね、蟻の行列の最後尾について行くとか張り切ってたけど、なかなか最後尾の蟻が巣から出て来ないもんだから道で寝ちゃってたね。」
「ふはは!馬鹿だ!親子そろって馬鹿だ!」
雄真は爆笑する。
「しばくぞ。…やっぱり変人だったんだお母さん。」