フルボッコ同盟
翡翠は眉間にシワを寄せる。
「意味わかんないんだけど。どうしてそうなった。」
「俺には須賀と同じ血が流れてる。俺を殺したら須賀を殺したのと同じだ。」
「いやいやいや。全然違うから。」
「似たようなもんだろ。」
「違うから。」
「お願いだ。」
「なんで。」
「死にたい。」
「…は?」
「俺思うんだよ。生きてちゃいけないって。」
「意味わかんない。」
「家族を苦しめた男の血が流れてるんだぞ。死ぬべきなんだ。」
「ばかやろう。お前が死んだら家族は余計苦しむだろうが。」