フルボッコ同盟

「山村翡翠！ちょっと待て！まだ入るな！」

「はあ？自分家に入って何が悪い。」

「まだだ！もうちょっと待ってくれ！」

「意味わかんね。」

翡翠は無視してドアを開ける。

玄関には唯と健一の靴があった。

「は？なんでみんないんの？」

「待てと言ってるだろ！」

翡翠はリビングの扉を開けた。

「健一君、これそっちに…ってぎゃあ！翡翠!?」

リビングは綺麗に飾り付けられていて料理も並べられている。

「え、翡翠もう帰ってきちゃったのかよ！おい中村！足止めしろって言っただろ！」

「知らないよ！この女が俺を無視して行きやがるんだから！」