フルボッコ同盟

「あ、笑った!」

「健一の顔が面白いんじゃない?」

「いや、翡翠の歩き方が面白いんだろ。」

「歩き方って何よ歩き方って。」


どのくらい歩いただろうか。

気がつけば見覚えのある道にたどり着いていて。

「花梨!」

「ママあ!」

「え、」

「は、」

花梨の家は翡翠の隣だった。

「花梨どこ行ってたの!勝手に外出ちゃダメじゃない!心配したんだからね!」

「ごめんなさい!」

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