フルボッコ同盟
授業後、翡翠と健一の頭には大きなたんこぶができていた。
「あんの暴力男め。」
「あんのジジイめ。」
2人が口答えをしたため、罰として準備室の掃除も課せられたのだ。
「隣の教室にケースひとつ運ぶくらい素直にやらないからよ。」
唯がため息をつく。
「楠木くん、ごめんね。こんなやつらに付き合わせちゃって。」
「いいよ全然。」
「よし、あとは3人に頼んだ。」
「「待てコラ。」」
隙あらば逃げようとする翡翠。
「ちゃんとやれ。」
「えー?」