小林惣一郎の初恋
「ヒロ…とにかく2人とも怪我はないんだな?」

「ない…大丈夫だ」

「わかった…もう少し待ってくれ…」

『ベッドが2人を瓦礫から護ったんだな…
怪我からして、俺は瓦礫が直撃しまくりって事か…
やっぱりこの力なかったらが死んでたな…あれは…
ヒロはとっさに近くに居た隆夫を助けたけど、離れ過ぎてた俺はムリだった…
ずっと無事を確認してくれてたってことか…
声が枯れるまで…』

それから10分程だろうか…

瓦礫が大分片付き、隙間が出来た。
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