小林惣一郎の初恋
そこには誰の姿もなかった・・・。
「橘ぁ・・・」
惣一郎は泣き崩れた。
「惣・・・辛いだろうが・・・先を急ごう・・・もしかしたら、もう避難してるかも知れない・・・」
「分かってる・・・分かってるんだ・・・分かってるけど・・・なんで・・・なんでだよ・・・」
惣一郎は静かに立ち上がり、部屋を後にした。
再び3人は走りだした。
あと少しで、七瀬の部屋につくところだった。
ガタガタガタ・・・・・
余震が3人を襲った。
「橘ぁ・・・」
惣一郎は泣き崩れた。
「惣・・・辛いだろうが・・・先を急ごう・・・もしかしたら、もう避難してるかも知れない・・・」
「分かってる・・・分かってるんだ・・・分かってるけど・・・なんで・・・なんでだよ・・・」
惣一郎は静かに立ち上がり、部屋を後にした。
再び3人は走りだした。
あと少しで、七瀬の部屋につくところだった。
ガタガタガタ・・・・・
余震が3人を襲った。