小林惣一郎の初恋
「よし…いいか…持ち上げるぞ…」

七瀬を閉じ込めていた大きな瓦礫を男3人で持ち上げる…。

「引っ張るよ!」

橘は七瀬の腕を引き身体を掴み引っ張り出した。

「は…はやく…してくれ…」

隆夫が苦しいそうにしゃべる。

「待って…もう少し…」

橘は七瀬を引っ張りながら、後ろに倒れ込んだ。

「いいか…離すぞ…1、2、の、3…」

ドスン!!…
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