小林惣一郎の初恋

…分断…

うわぁ~!!」

…ガラガラ…

揺れは収まったが、階段は瓦礫で塞がれてしまった。

惣一郎は起き上がった。

「みんな大丈夫?」

「私は大丈夫…」

橘が辺りを見回している。

「…他の…みんなは…何処?」

惣一郎は瓦礫の壁に振り向いた。
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