小林惣一郎の初恋
「隆夫!ヒロ!七瀬!何処だ!」

惣一郎は叫んだ。

沈黙がその場を支配する…

「…ねぇ…みんなは前を降りてたよね…まさか…みんな…」

橘は足と声が震えていた。

「…惣~っ!…」

瓦礫の壁から声が聞こえた。

「…隆夫…隆夫か?」

惣一郎は瓦礫の壁に近寄り話しかけた。

「あぁ…こっちは大丈夫だ。橘は居るか?」

「居るぞ!他の2人が居ないんだ!」
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