小林惣一郎の初恋
「公園?なんで?」

「私の部屋…外見えたけど、辺りはかなり壊れてたから…私たち待ってると危ないと思う。」

「だけど、あまり別々にならない方が良くないか?」

「だから、お互い公園を目指して待ち合わせましょう…噴水付近を目印に…公園なら周りに崩れ落ちる物もないから…」

「でも、お前らに何かあったら…」

「ヒロ…橘の言う通りにしてくれ…」

「惣…お前まで…」

「この瓦礫…逃げれるヤツから先に逃げた方がいい…公園で会おう」

「お、おい…」

「橘、行こう」

「待てよ…絶対、無事に来いよ!」

「あぁ~お前らもな!」

惣一郎と橘は2階に引き返した。
< 39 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop