小林惣一郎の初恋
廊下には瓦礫が転がっている。

「これ…向こうの階段は大丈夫かな…」

「とにかく…行くしかないよ…小林くん…」

「そうだな…」

2人は階段に向かった。

途中に瓦礫の山になった場所もあったが、廊下は塞がっては居なかった。

「良かった…こっちは塞がってなさそうだ…」

「うん。急ぎましょう」

2人が階段を降りて、踊場に出た時…

「…嘘だろ…」
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