大好きな君へ。
靴箱につくと、

みんながひそひそ

言いながら、

私を見てる気がした。


‥‥?

私なんかついてる?

変なの。



「美ー奈っ!行こっ」

「あ、うん。」


教室につくまで

杏里と他愛もない話をして盛り上がった。



ガラガラーっ

「みんなおはよ。」


そういって教室に入る。

普段なら

真子や、健や、莉紗達が

元気よく私に飛び掛かってきたり、

みんなが挨拶を

返してくれる。




なのに 今日は

誰も挨拶してくれないし

目さえあわせてくれない。

それどころか

白い軽蔑した目で

私を


見てる。
< 42 / 85 >

この作品をシェア

pagetop