大好きな君へ。
響にメールを

送っていた。


「友達に裏切られちゃった。」

~ピロリン♪

―っ!


返ってきたのは

響らしくない意外な返事だった。


「人間なんて結局そんなもんなんだよ。
どうせ裏切る。
それでも美奈は
信じれる友達
探すのか?」


どうしたんだろ。

響らしくない。


私がうざったく

なったのかな。


頼りすぎたのかな。



結局私は誰からも


愛されてなんて

必要とされてなんて


いないのかなあー‥




この時から

響は心のドアを

あまり開かなくなった。


~~~~

「美奈は
"愛されたい"
より
"愛したい"
だろ(笑)」

~~~~


響から言われた

この言葉を思いだした。

響はなんて

答えたんだっけ。


"愛されたい"

だったかな?


淋しがり屋さん

だもんねー‥
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