1番に君が好き

@隣の子

次の日
あたしの隣の席は昨日空いてたはずだけど、男の子が座っていた。
横に座ると、
「アレ?見かけない子だねー。名前なんていうの?」
って話しかけてきた。こげ茶色の流した髪に3つのピアス、大きめの目が子どもっぽい印象を与える身長は170ぐらいかな・・・。。カワイイ系だ。
「ぁ。あたしは神崎葵ょろしくです。」
「へー。もしかして転校生?!むっちゃカワイイ!あ。俺は永江遼【ながえりょう】遼太郎とか呼ばれてる♪適当に呼んじゃってー。」
え・・・。転校生って。知ってんのかぃ!
「・・・。どうも」
「えーもしかして怒った?!」
「いや。別に。」
キーンコーンカーン
予鈴が鳴った。
そのとき
ガラララッ
教室のドアが開いて男の子が入ってくる。
178ぐらいの大きめの身長で長めの黒髪を少し立たせて綺麗にセットしている。
切れ長の目でパッとみ冷たい感じ。なーんか苦手だなぁ。
ガタッ
あたしの斜め横、遼の前に座った。
「おっはよーぅ京介ぃ!」
「ぅす。」
「あ。コイツは安藤京介【あんどうきょうすけ】な。俺の中学からのダチちゃん♪」
「へぇ。どうも。」
「・・・。」
愛想ないなぁぁあ!全く!
「こーゆー奴なのさ葵チン♪」
いつの間に葵・・・。
「・・・い、神崎葵!!」
「はっはぃ!!」
「コラー出席とってんだからちゃんと返事しろお!」
「はぃ・・・すみません。」
「全く・・・」
キーンコーンカーン
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