王子様
「美花…」

翔馬はびっくりした顔だった

「翔馬…私、翔馬に話が合って」

「話?」

そう
いま、言わないと
早く私の思いを


そう思ったとき


いきなり翔馬が倒れた


なんで?

いきなり?

そう思っていたとき

「あなたさえ居なくなればあなたが居なかったら私は…」

翔馬の母親らしきひとが包丁を両手で握っていた


包丁の先には血がついていた


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