もうひとつの卒業
拓馬の気持ちは嬉しかった。

チームが強くなって行くことも嬉しかった。

でも、今必要なのは、拓馬の肌の温もりだった。

からだに火がついてしまったのだ。

一度転がり始めると、理屈で簡単には、元に戻れない。
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