もうひとつの卒業
「私が辞めて行くことはみんなには内緒にしていてね。

辛くなるから。

でも美鈴さん。

何年か後にあなたと一緒に飲みたいわ。

女二人で」

そして、早苗は心の中で思った。


「あなたとこういう形で出会わなければ、私達、きっと良い友達になれたのに」
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