もうひとつの卒業
いつだったか、あなたに言ったでしょ。

初めての男性だって。

あれは本当なの。

どうしてかは、わからない。

でも拓馬なら受け入れる事が出来た。

少しも恐怖を感じなかった。

片割れを見つけたみたいに、全てをさらすことが出来た。

そして私は心の何処かでいつも願っていた。


拓馬の子供が欲しいと」

< 223 / 235 >

この作品をシェア

pagetop