もうひとつの卒業
放課後、バスケの練習を見学する女子が増え始めたのは、入学式から1カ月もたたない頃だった。

全員が拓馬目当てだった。

美しい顔と彫刻のような肉体。

誰もがうっとりとした。

好きにならずには居られなかった。
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