もうひとつの卒業
拓馬は、今まで押さえていたものを全て解き放ち美鈴の胸に襲いかかった。


美鈴は自分の乳房をもんだり、噛んだり吸ったりしている拓馬を上から眺めながら、かわいいと思った。

そして既に支配されている快感の中で思った。

「拓馬。私は拓馬がかっこよくなくても良いの。私のものになってくれれば。私だけのものになってくれれば」

でも、声になって出るのは小さく押し殺したあえぎ声だけだった。
< 50 / 235 >

この作品をシェア

pagetop