もうひとつの卒業
教室の机の上に、ほおづえをつきながら美鈴は、昨日の出来事を思い出していた。

現実に起こった出来事の実感が無かった。

あるいは夢だったのかもしれない。

だけど、拓馬に愛されてる実感はあった。

たとえ、最後までいかなくても。
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