あなたの恋人になりたいのです。
でも、そんな楽しい時間もちょっとの間。
「したらまたなぁ♪亮太!咲希をよろしくー!襲うなよ(笑)」
「襲わねーよ!」
「冗談、冗談(笑)」
「したらじゃーな!」
「さよなら!!」
こうして、いつも寂しくなる私。
そんな私に気をつかって、亮太くんは笑い話を話してくれたり、三浦先輩の話を話したりしてくれる。
普段は意地悪だし、優しくないけど・・・。
こういう亮太くんの気遣いで私はいつも安心していられる。
学校から私の家まで35分かかる。
だから、空はだんだん、暗くなっていく。
亮太くんの家は私の家とは逆方向。
だけど、暗くて危ないからといつも私を家まで送ってくれる。