あなたの恋人になりたいのです。


でも、そんな楽しい時間もちょっとの間。


「したらまたなぁ♪亮太!咲希をよろしくー!襲うなよ(笑)」

「襲わねーよ!」

「冗談、冗談(笑)」

「したらじゃーな!」

「さよなら!!」

こうして、いつも寂しくなる私。

そんな私に気をつかって、亮太くんは笑い話を話してくれたり、三浦先輩の話を話したりしてくれる。


普段は意地悪だし、優しくないけど・・・。



こういう亮太くんの気遣いで私はいつも安心していられる。


学校から私の家まで35分かかる。
だから、空はだんだん、暗くなっていく。


亮太くんの家は私の家とは逆方向。

だけど、暗くて危ないからといつも私を家まで送ってくれる。


< 12 / 32 >

この作品をシェア

pagetop