あなたの恋人になりたいのです。


「りょ・・う・・たくん?」

少し、引きぎみに問い返した。


「俺じゃ・・・ダメか?」


その亮太くんの一言で・・・頭が真っ白になった。


今まで私の相談にのってくれてた亮太くん。
その亮太くんに今・・・告白された?

私の思考は停止してしまった。



何も・・・何も考えられないくらい・・・。



「咲希が利起のことどれ程好きかなんて咲希のこと見てたらわかる。」


必死な亮太くんの瞳。

私は何故かそのまっすぐな亮太くんの瞳から目を離すことが出来なかった。


「だけど・・・正直、咲希を見てるのは辛い。」


ねぇ・・・亮太くん?


何・・・言ってるの?


「利起を見つめる咲希の瞳は・・・いつも悲しそうで・・・」

「ねぇ・・・りょ」

「だから!!だから・・・俺まで悲しくなって・・・。」


一言言おうとしたが、亮太くんに遮られてしまった。

私は・・・ただ・・・必死に話す亮太くんを見つめることしか出来なかった。


「・・・俺は・・・咲希にそんな悲しい思いはさせない!」



「・・・・咲希が好きだ。」








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