あなたの恋人になりたいのです。
これで今日走ったの何度目だっけ。
泣いたの何回目だっけ。
もうわかんないや。
やっぱり・・・私には三浦先輩なんて高嶺の花なんだ。
手の届かないところにいるんだ。
知らない人が先輩の名前を呼ぶだけで、悲しくなる。
どれだけ本気だったのだろう。
でも・・・もう諦めた方がいいのかも知れない。
そう思ったとき。
♪~♪~♪
「誰からだろ・・・」
そう思い音のなる携帯を手に取った。
「もしもし」
「おまえ今どこ!?」
「え・・・」
「なんで急に走るんだよ」
「・・・」
私は黙ることしかできなかった。
「あぁ~・・・とりあえず今どこ!?」
「・・・車屋の前です・・・」
「今から行くから。待っとけ。」
そう言って電話は切れた。