あなたの恋人になりたいのです。
「わりぃ!先に教室戻ってて!」
「了解!」
そう言って友達と別れて、私のとこに来てくれた。
「よっ!何、悲しそうな顔で俺のこと見つめてんの??」
こういうとこが好き。
ドS発言をさらっと言うとこが好き。
「見つめてないですし!」
「またまたぁ(笑)」
あ。
三浦先輩が笑った。
三浦先輩の笑顔を見るたびに私の心臓の音が大きくなる。
私・・・
三浦先輩の笑顔に弱いから。
「それより、戻らなくていいんですか?」
「あぁ?やば・・・戻るわ!またな!」
そう言って急いで3階へ走って行った先輩。
その先輩の姿を必死で追っていた私がいた。