あなたの恋人になりたいのです。


でもね?

亮太くんが耳を触るとき・・・嘘ついてる証拠なんだよ。



このとき私の心は不安に襲われた。


嫌なことしか頭に出てこない。


でも亮太くんに聞ける訳もなくて・・・。


「おっす!」


そんなとき・・・私の耳に大好きな人の声が聞こえた。

「こんにちは!」


勢いよく挨拶を返す私。


「咲希はいつもテンション高すぎー(笑)」

「そんなことないですよ!」


三浦先輩が来たことでさっきの不安は心から遠ざかっていった。



でも・・・後ろで亮太くんが悲しそうな目で私達を見てるなんて・・・。





気付いていなかったんだ。

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