あなたに逢えたから


バサッ……

ソファーに投げたバッグが虚しく響く。
そのまま、私はベッドに飛び込んだ。

たった今、大学を辞めてきた。
2年間通ったが思い出など何もない。

「これから、どうしよう…

とりあえず働かなきゃ。

私のお腹には赤ちゃんがいる。
この子を産む事だけが今の生きる目標。」

20才で妊娠なんて
高校時代には考えられなかった…

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